1968年ウィーン芸術週間のクレンペラーとウィーンフィル

 

なにげなくウィーンフィルの公式サイトをのぞいてみたら創立以降のすべての公演を検索できるデータベースなるものが公開されてたので、ちょうど聴いてるとこだった1968年のウィーン芸術週間公演のページリンクを自分用にまとめといただけの記事。

 

 

2005 Testament SBT8 1365

 

2005年にTestamentが出した、ウィーンフィルによる1968年芸術週間のORF放送音源をまとめたCD8枚組箱。

指揮はオットー・クレンペラーで、すべてウィーン楽友協会大ホール。当時のプロデューサーやバランス・エンジニア(トーンマイスター)は不明。

リマスターはTestament盤では毎度お馴染みRe:SoundのPaul Baily。ノイズ・リダクションを効かせすぎという意見もあるけど、これだけ聴いてる分には特に不満のない綺麗な音になってると思う。

 

CDは収録時間の都合で必ずしも公演通りの曲順になっていないので自分で参照する目的もあってこの記事をまとめたわけなんだけど、後でブックレットを再確認したら最初のページにでかでかと全日程が掲載されてました。ね、ネット上には案外ちゃんと纏められてなかったりもするから・・・

なおこの箱はおまけで1958年の『ドイツ・レクイエム』も収録(これだけモノラルであとはステレオ)。

 

公演は芸術週間中の日曜朝に全5回、JSバッハからストラヴィンスキーまでを横断するプログラムが計画された。

 

 

1968年5月19日

Opening Concert Vienna Festival Weeks - Vienna Philharmonic

J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番 ヘ長調 BWV 1046

モーツァルト:管楽セレナーデ ハ短調 KV 388 「ナハトムジーク」

モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調 K.551 「ジュピター」

 

思い返せば一時期の自分は「モダンオーケストラのバッハ演奏なんてかったるくてとても聴いてられない」ってノリだったんだけど、気がつけばすっかりこういうのも普通に聴くようになってました。

モーツァルトの41番はそれにしたって冒頭からあまりにも遅くて思わずにっこり。

 

 

1968年5月26日

Vienna Festival Weeks - Vienna Philharmonic

ベートーヴェン:序曲「コリオラン」 ハ短調 作品62

ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 作品60

ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 作品67

 

なんというか「ベートーヴェンっぽい」というよりむしろ、頭の中にある実在しない空想上の「ある時代までのドイツっぽい」イメージがそのまま音になったような公演(なんだそりゃ)。

 

 

1968年6月2日

Vienna Festival Weeks - Vienna Philharmonic

ラモー:ガヴォットと6つの変奏

ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調

 

当初はハイドンの交響曲第101番が予定されたが、後からクレンペラー自身の編曲によるラモーに変更された。

 

 

6月6日にロバート・ケネディ上院議員暗殺事件が発生。それを受け6月9日公演ではクレンペラーの意向もあり『フリーメーソンのための葬送音楽』が冒頭に演奏されたものの、「公式には」録音は残されなかった。つまり非公式な録音は残されたわけだけど、あくまで非公式なのでORFの公式な録音をまとめたこの箱には未収録。

 

1968年6月9日

Vienna Festival Weeks - Vienna Philharmonic

モーツァルト:フリーメーソンのための葬送音楽 K.477 (479a)

マーラー:交響曲第9番 ニ長調

 
この日は観客としてスワロフスキー、メータ、アバドが来てたらしい。こういうときメータとだけ書いてあったら父ちゃんのメーリさんじゃなくて息子のズービンくんのほうだろうか。

 

 

1968年6月16日

Vienna Festival Weeks - Vienna Philharmonic

シューベルト:交響曲第8番 ロ短調 D.759 「未完成」

R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」 作品20

ワーグナー:ジークフリート牧歌

ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」 前奏曲

ワーグナー:歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」 前奏曲(第1幕への前奏曲)

 

あれ、さっきまでそこにあったストラヴィンスキーは???

なんか「やっぱ芸術週間の締めはもうちょいうちらに馴染みのあるやつがいいよね〜」「ほらちょうどマイスタージンガーなんて初演100周年だし」「てかこのペトなんとかってやつ拍子記号多すぎでしょ、うちらこういうんじゃないんで」みたいな流れがあったらしい・・・(一部誇張あり

 

この箱に先駆け1991年にDeutsche Grammophonがウィーンフィル150周年記念としてこれらの公演からベト5とシュバ8をピックアップしてCDリリースしている。そちらでは未完成の演奏終了直後に観衆とも楽団員か指揮者ともつかない「schön」という声が入っていたのが、この箱ではリマスターの際に消去されたんだかそもそも元になったソースに含まれていなかったのか入っていない。

正直DGのは記念盤という性質のものでもあるし、たとえば某バイロイト音楽祭での記念碑的レコードの冒頭に本番とは違う指揮者の足音が入ってたみたいな、レーベルやプロデューサーなりの気の利いた演出みたいなものだったんじゃ、と邪推してしまったりもする。

 

 

おまけ

1958年6月15日

First European Choir Festival - Vienna Philharmonic

ブラームス:ドイツ・レクイエム

 

ソプラノはヴィルマ・リップ、バリトンにエーベルハルト・ウェヒター。

てっきり1958年の芸術週間かと思ったらなんか違う催しのものらしい。ちなみに6月1日のオープニング・コンサートのほうはサヴァリッシュが指揮している。

 

 

ところでこれはほんとに偶然なんだけど、ちょうど6月末にTestamentの国内仕様盤がいろいろ再発予定で、そのなかにこの箱も含まれてるらしいです。

tower.jp

diskunion.net

 

 

 

世界クラシック音楽大系(概要)

 

人里に紛れて日銭を稼ぎつつ「いらないレコードとかあったら引き取りますぜ〜ヘッヘッヘッ」みたいなこと言ってたらほんとにいただけたのがこちら。

 

置き場所を用意するのたいへんだった

『世界クラシック音楽大系(The Great Collestion of Classical Music)』CBSソニーファミリークラブ(FCKA 101)

よくハードオフのジャンクコーナーにバラでころがってるやつ!よくハードオフのジャンクコーナーにバラでころがってるやつじゃないか!

 

たぶん百科事典とかとおなじノリで通信販売とか訪問販売されていたタイプの商品で、いろいろ仕様変更されつつ70年代からCD時代まで売られていたんじゃないかと。

これ譲ってくれたひとも訪問販売を断りきれなかったのかな…分割払いだろうけど全部で20万近くしたよなこれ……。

 

 

今回のセットはおそらく80年代前半の仕様でレコード100枚組ブックレット付き。

ブックレット

 

ヤフオクやメルカリをのぞくと同種のアイテムがぽろぽろ出品されていて、それらをみた感じ完品には「音の索引」と題されたダイジェスト盤みたいなレコード数枚や小冊子、木製キャビネットが付属してるっぽい(モーツァルト肖像画みたいなのが付属してるものもあったが・・・)。

 

ざっと確認した感じボックスやジャケット背はかなり劣化が進んでいるものの盤自体は多少のカビや埃こそあれほとんど聴かれた形跡がない美品で、当時の国内盤らしく盤質も良さげ。

内容はCBSソニー系やRCA系のメジャーどころな演奏家やオーケストラが揃っていて、あんまり自発的に聴かなさそうなあたりなのも逆にありがたい。

 

 

というわけでこれからこいつらを洗っていくわけだけど、せっかくなので備忘録をかねて数パートに分けてブログにアップしようかと思います。思うだけは自由。

 

あと洗うと言ってもさすがにこれを1枚1枚ブラシで仕上げていくのはめんど、もとい手間がかかりすぎるし、なによりせっかく綺麗めな盤ばっかりなので、とりあえずぬるま湯でざざっと流してマイクロファイバークロスで拭きとるくらいで様子を見ようかと。

 

これはLPサイズぴったりで生地もしっかりしてて具合よかったやつ。

 

 

 

参考

www.discogs.com

Discogsに項目があった。完全なリストではなくCD版とLP版がごっちゃに登録されているけどあるだけありがたい。これを見た感じCD版のセットは1985年リリースなのだろうか?

ちなみにこの後の記事で触れることになるけど、手持ちのセットに含まれる盤の一部は1983年12月プレスではないかと睨んでいる。

 

 

ソニー世界クラシック音楽大系 コレクション | m.nishiuchi Museum | MUUSEO (ミューゼオ)

Muuseoに綺麗なスキャン画像あげてる方がいらっしゃった。紹介文も自分の記事よりよっぽどちゃんとしてるのでこっちを読んだ方がわかりやすいと思う。残念ながら各盤のレビューは最初の2枚で力尽きたようだけどまあそうなるよね……

 

 

Apple Musicで配信されてるサラウンド音源を聴く

 

Dolby Atmosを5.1chにダウンコンバートして聴く

去年の秋だか冬だかに10年近く使っていろいろ限界を越えはじめていたMac miniをM1チップ搭載の機種に買い替えたことで、Apple Musicをロスレス再生できるようになりました🎉。

そうなると今度は24bit/48kHz以上のハイレゾDolby Atmosが気になってくる。いやほんとは前から気になってて Windowsにいかず再度Mac miniを選んだのもその第一歩くらいの気持ちがあった。

 

現在自分はApple Musicを主にMac miniHDMIで接続したAVアンプ、YamahaのRX-V479で再生しています。

RX-V479はたしか2015年頃発売のこういったものとしては安価に入手できた機種で当然Dolby Atmosには未対応*1

未対応なのでてっきりApple Musicからのサラウンド再生自体ができないものと思い込んでたんだけど、試してみたら特別な設定はしなくてもDolby Atmos音源を5.1chにダウンコンバートして再生できました。

 

Audio MIDI設定。RX-V479(を介してMac miniと繋がってるモニター)をサウンド出力装置に設定して、なんか8chにもできるけど意味あるのかわからんし6chに。

 

ミュージックの設定の再生タブ。Dolby Atmosを再生できる場合も設定自体はおなじだと思う。

ちなみにMacHDMI接続で24bit/48kHzまでしか出力できないのでこの設定に意味はないどころかきちんと合ってる場合より音質的に多少不利になる可能性すらあるっぽい。

 

少なくともMac miniとAVアンプをHDMI接続してる限りでは、これだけでDolby Atmosを5.1chにダウンコンバートして再生してくれます。

よくわかってないんだけど、ようするに再生装置(この場合はAVアンプ)がDolby Audioにさえ対応していれば、Dolby Atmosには未対応でもここに書かれている「その他のドルビーオーディオ形式」で再生してくれるということなんだろう。

知ってる人には当たり前なことなんだろうけど、自分の狭い観測範囲と乏しい検索能力では「Apple MusicのDolby Atmosを再生するにはDolby Atmos対応の装置が必要」というまあそうなんだけどそれだけじゃないだろくらいの話題がほとんどで、こういう下位互換的な話は見かけた記憶はなくサラウンドで再生できたときはそれはもう驚きました。

 

ともかくこれで聴きたかったアレやコレが・・・!!!

 

https://music.apple.com/jp/album/waka-jawaka/1442698083

アレの一例。

 

https://music.apple.com/jp/album/american-beauty/664831661

コレの一例。

 

 

Apple Musicのアルバム表示画面でDolby Atmosロゴが出るのは「アルバム全曲がAtmos」の場合のみなので、たとえば「アルバム本編はAtmosでボーナストラックはステレオのみ」の場合Atmosロゴは表示されずLosslessロゴのみになる。

たとえば、

 

https://music.apple.com/jp/album/moving-pictures-40th-anniversary/1608075150

これもアルバム本編はすべてAtmosになっている。

 

 

あとアルバム中有名な1曲だけAtmosになっているようなのがちょろちょろあって、アルバムを通して聴いてると急に鳴り方が変わるので正直言って邪魔。

加えてこういう1曲だけのやつはたいてい初聴きのインパクトだけ狙ったような派手だけどその音楽の魅力は損なっているようなミックスが多い。一瞬筆が乗って「4chステレオ時代のダメミックスみたい」と書きそうになったけどさすがにそこまで酷くはないですが。

 

Stir It Up

Stir It Up

  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

これとか

 

Video Killed the Radio Star

Video Killed the Radio Star

  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

これとか

 

なんかバランスの傾向的にAVアンプの自動調整機能でスピーカーをセッティングしてそのまま鳴らしたときに近い気がする。

 

もちろんこういう1曲だけAtmosのなかにも良いミックスはある。

Take On Me (2015 Remastered Version)

Take On Me (2015 Remastered Version)

  • a-ha
  • ポップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

これはおそらくスティーヴン・ウィルソンがリミックスを手がけていて、楽器間の音量バランスや繋がりといった点でオリジナルを尊重しつつステレオとは違った聴きごたえを出している。

とはいえやっぱりAtmos版はシングル扱いとかでアルバムとは区別してほしかった。

 

 

その他のDolby Audioを聴く

さて、Apple Musicには「Dolby AtmosじゃないDolby Audio」も配信されている。

つまり5.1chとかあるいは4chのサラウンド音源で、大抵の音源は新しく制作されたものではなく過去のマテリアルをせっかくだからそのまま配信してる感じっぽい。

だいたいSACDやDVDに収録されていた5.1ch音源とQUAD時代の音源をデジタル化したもののどちらかで、ようするに宝の山。

 

たとえば

https://music.apple.com/jp/album/agents-of-fortune/217555955

BLUE ÖYSTER CULTの『Agents of Fortune』。2001年のSACDにあわせて制作されたサラウンド音源だと思われる。

 

https://music.apple.com/jp/album/secret-treaties/186069324

BLUE ÖYSTER CULTの『Secret Treaties』。オリジナルのQUAD音源をデジタル化したもので、以前Audio FidelityからSACDでリイシューされていた。

 

すごいのは

https://music.apple.com/jp/album/tyranny-and-mutation/185664277

BLUE ÖYSTER CULTの『Tyranny and Mutation』!!!

当時のQUAD音源だけど自分が知る限りこれまで公式にリイシューされたことはなかったはず。なにかしらのタイミングでデジタル化はされていて、リリース機会がなかったのを蔵出ししてきたということだろうか?

 

この3つを見ただけでもどれほどの宝の山かわかっていただけると思う。

 

あとやっぱりアルバム全曲がDolby Audioじゃないとロゴが表示されないので、

https://music.apple.com/jp/album/tyranny-and-mutation/185664277

このアルバムみたいに再生してみないとサラウンドだとわからないものが紛れ込んでいる。

 

おまけ

じつはApple Musicにはこれら以外にも、ずっと前から配信されているサラウンド音源がある。

 

たとえば

https://music.apple.com/jp/album/symphonic-music-of-yes/258606417

これとか

 

https://music.apple.com/jp/album/symphonic-battle-scenes/276761194

これとか

 

ようするに昔あったDolby Surround CDの音源がそのまま配信されているやつで、探してみると沢山はないけどちょろちょろとは見つかる。

 

https://music.apple.com/jp/album/themes-from-the-godfather-romeo-juliet-jaws/299627052

こういうのもある。

あとはDolby Surround CDに力を入れてたTelarcレーベルのアルバムとかも。

 

まあそもそも最近はDolbyが「Dolby Surround」の名称をDolby Atmosへのアップコンバート機能に使いはじめてこの時代のものは過去の遺物になっていて、AVアンプにもステレオや5.1chをAtmosにアップコンバートする「Dolby Surround」機能はあってもPro LogicとかPro Logic IIとかは積まれなくなって久しいのですが。

YamahaとかDenonみたいなAVアンプにPhono入力も付けてレコード再生に対応してるメーカーがQUAD時代のマトリクス方式のエンコーダーをデジタルで再現したの含めてこういうの全積みした機種を作ってくれないものですかね。

 

 

*1:あとHDRにも対応しておらず、これがBDデッキ記事の後編が滞ってる最大の要因だったりする

2022年に聴いた音楽ふりかえり(Apple Music調べ)

scnsvr.hatenablog.com

 

これは2021年とおなじようにApple Musicで1年をふりかえろうとしたんだけど筆が(タイピングが)進まなかった記事の残骸です。

 

 

 

トップソング

そもそも再生回数の多かったトラックトップ10がこんな感じだったもんだからコメントに困って書き進められなかったとこある。

 

scnsvr.hatenablog.com

この記事書いたときに聴いてたWEATHER REPORTの1stとザヴィヌルのソロが半分を占めててなに書いたもんかわかんねえ・・・。

 

まあたぶん実際に2022年いちばん繰り返し聴いたトラックはこっちになるんだと思う。

www.youtube.com

 

それでも12回再生なんですが。

「Johnny Remember Me」は子供の頃に聴いたとき女性ヴォーカルや全体的な残響の具合が印象的ですぐ好きになり、以降ちょくちょく聴き返してたんだけどそのわりにジョン・レイトンの他のトラックは知らないままになってたので、この機会にあれこれ聴いてみてました。

あとジョン・レイトンってなんか『大脱走』の例のマーチに歌詞つけたシングル出してるなーとぼんやり思ってたんだけどそもそも俳優として本編に出演していて、しかもチャールズ・ブロンソンの相方という言われてみれば「ああっ、あの人か!」てなる役だったのね。

 

残りのトラックは80年代っぽい音作りのものに飢えてたときちょくちょく聴いてたビリー・アイドルとマンフレッド・マンにあとアイアイオー。

なんか全部で7284曲聴いたらしいけどなんの実感も湧かないのでコメントしようがない。

 

 

トップアーティスト

前回は触れなかったアーティストトップ10はこんな感じ。

 

2022年は途中から労働の行き帰りに特定のバンドだかミュージシャンのアルバムを古い方から順番に全部聴くということをやってたんだけど、上位2つはまさにそれで取り組んでたやつ。AC/DCよりSTATUS QUOが上なのはQuoのがアルバム枚数が多いから。

スティーヴィー・ワンダーとTRAFFICもおなじような試みをしてたんだけど、スティーヴィーは途中で力尽きTRAFFICはアルバム枚数が少ないのでこの位置に。

 

正直労働の行き帰りという条件下だと聴いてられるものと聴いてられないものが音楽そのものの好みとはまた別にはっきり分かれてしまい、特に帰り道に聴いてられないと眠気に直結するためあんまりいろんなジャンルやスタイルに挑戦できないという現実がある。

まあまさに自分にとってのAC/DCSTATUS QUOみたいな「ある程度知ってはいるしそれなりに好きだけどひと通りおさえているとは言い難い」くらいのやつをおさえるには良い機会なのでしばらくはこういう感じでやってこうと思います。

 

他はなんか知らんうちに伸びてた。PRIMAL SCREAMとかそんなに再生したっけ?

 

これは記事のアイキャッチにできそうだなと思って撮っておいたスクショ。

 

全体で1281アーティストを再生したらしいけど、ぜったいクラシック関係の表記揺れとかで実際に聴いたのより増えてると思う。

 

 

トップアルバム

んでもって以下がアルバムトップ10。

ってこれあきらかに「アルバム全体を再生した回数」じゃなくて「アルバム収録曲を再生した回数の合計」じゃねーか。

 

堂々1位のミシェル・ルグランは初期アルバムのコンピレーションで、自分はApple Musicのライブラリでタグを編集して各アルバムに切り分けた状態で聴いてたので、それぞれのアルバムの再生数が集約された状態になってるんだと思われる。

 

こんな感じ。ジャケット画像は拾い物をあてがってる。

 

ミシェル・ルグランの再生回数が増えたのはマイルス・デイヴィスギル・エヴァンスとのコラボ作品をより良く聴くための参考に再生したら「Mademoiselle de Paris」が耳に残って離れなくなってしまいのたうち回ってたため。

 

www.youtube.com

 

ついでにこっちも貼っちゃえ。

www.youtube.com

 

ほかにストラヴィンスキーストーンズのモノラル箱もタグ編集してアルバムごとに切り分けた状態で聴いてたもの。

ストラヴィンスキーはこれほぼ詩篇交響曲交響曲ハ調の再生回数じゃないかと。

ストーンズのモノ箱はそもそもDecca時代のアルバムを再生するときは特別な理由がない限り基本これになってるので、むしろ意外と再生回数少なかった印象。なおこのコンピなぜか『Aftermath』US盤のほうの「Going Home」だけ再生不可になってる。UK盤の同曲は再生できるからどういう意図でこうなってるのか、むしろなんの意図もなくて単に管理が杜撰なだけなのか・・・。

 

グレン・グールドゴルトベルク変奏曲はぶっちゃけ演奏自体の鑑賞よりも、こんだけ古いモノラル録音がDolby Atmos化されてるのを面白がって再生してたら増えたんだと思われる。

そう、実はAVアンプをアトモス対応に買い替えたわけでもないのにApple Musicのサラウンド音源を再生できるのを発見したんだけど、これに関しては別途記事にしたいのでまた後ほど(みたいなことを書いておけば実際の記事を書かなくてもOKとか思ってないか?)。

 

Quoの1stはこれまで何度か聴く機会があったもののいまいちピンと来なかったのをある程度掴もうと何度かトライしていた名残。

 

このリストみたら思い出したけどPRIMAL SCREAMの再生回数が増えたの一時期なぜか寝るときにスマホのスピーカーで『Vanishing Point』流しまくってたからだわ。

 

全体で1336アルバムを再生したらしいけどもうなんもわからん。てかおなじアルバムの音源違いとかで水増しされてるだろこれ。

 

 

あとがき

プレイリストはそもそもあんまリスニング用途に使ってないのでカットで。

 

ほかに2022年に印象的だったトラックだと『まちカドまぞく 2丁目』が放送されてる間それ以外の記憶が曖昧になってた関係でそのエンディング曲とか、

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なにとは言わないけど某おとわっかで懐かしくなってひさしぶりに再生したこのあたりとか、

 

あとアイアイオー。

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レコード関係がごっそり抜けてるけど2022年の自分はわりとこういう感じだったらしいです。

 

夏だか秋だかに壊れっぱなしだったBDプレーヤーを買い替えたのを皮切りに10年くらい使って壊れかけてたパソコンとモニターを買い替えてAV機材のラックを整え直しスピーカーをアレしてそうこうしてるうちに20年くらい使ってた気がするプリメインアンプがとうとう壊れと、今に至るまで音楽聴いたり映画アニメ観たりする環境をいじくり回し続けてなんだか今後のための準備期間みたいな気分になってるとこあるので、とりあえず2023年は(も)目先の物欲に邁進していく所存であります。まあ欲に駆られる元気があるだけまだマシみたいな

 

 

TenLem

「TenLem」は『レミングス』のBGMのひとつ。

レミングス』はもともとAmiga用に開発されたパズルゲームで多くのパソコンやゲーム機に移植されたので、BGMもそれにあわせてやたらバリエーションがある。

オリジナルのBGMはブライアン・ジョンストンとティム・ライトという方々が手がけたらしい。

 

レミングス - Wikipedia

 

www.youtube.com

Amiga版。イギリスの数え歌「Ten Green Bottles」にショパンの葬送行進曲とワーグナーの結婚行進曲をくっつけたもの。

自分は「Ten Green Bottles」をこのゲームではじめて知った。YouTubeで検索するといかにも海外の子供向けっぽい動画がわんさかでてくる。

 

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こういう歌だからつまりBGMのタイトル「TenLem」はボトルのかわりにレミングが(例のSE)。

そういや『レミングス』のBGMにはほかに「She'll Be Coming 'round The Mountain」も使われてるけど、こっちも「Ten German Bombers」なんて替え歌にして数え歌がありました。

 

Ten German Bombers - Wikipedia

 

Twangといえばデュアン・エディ。

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いちばんTwangしてるDOS版。サイケっぽい気もしてくる。

www.youtube.com

 

 

さて、この『レミングス』は1991年のうちに日本のSUNSOFTからスーパーファミコン移植版が発売されいる。

BGMははたけやまともみ氏により、どれもスーファミの音源に合わせた巧みな編曲が施されていてほかの各種移植版とは一線を画すものになっている。

 

「TenLem」もサックス風の陽気なリードをフューチャーし葬送行進曲と結婚行進曲の音色もそれっぽいものを使い分けていっそうコミカルな雰囲気になっていて、操作をミスってレミングが次々に落下していく様を呆然と眺めたりふつうに嫌気が差して全員爆破しはじめた際に最適。

なのだけど。

 

www.youtube.com

「Ten Green Bottles」のメロディラインに改変というか整地が施されていて、よりスムーズな印象になっている。

たぶんはたけやまともみ氏は原曲を知らないままこの編曲をしたんじゃないだろうか。