2018-01-01から1年間の記事一覧
マイク・オールドフィールドの80年代幕開けを飾るアルバムであるが、なんとなく「ここらでひと休み」感もある、これまでより肩の力を抜いた雰囲気の作品。3, 4分程度のインストが多く収録され、しかもうち2曲はポップスのカバーというあきらかにこれまでとは…
1979年、マイク・オールドフィールドのはじめてのライブ・ツアー後の作品。内容的には充実していたが大赤字だったツアーの影響かアメリカンなポップス的要素を大々的に導入しており、これはこれでかなり独自色が強い作品に仕上がっている。 A面に長尺曲、B面…
1978年リリースの4thアルバムで、レコード2枚組の大作。3年前の前作『Ommadawn』はLP両面ともはっきりとした序破急の展開を持つ密度の高いタイプの傑作であったが、こちらはいくつかの主題をじっくりと反復しつつレコード4面かけてじわじわ深まっていくタイ…
1975年発表の3rdアルバム。魅力的な主題や展開が散りばめられつつも楽曲構成そのものはこれまでより簡潔でキャッチーにまとめられた充実した作品となっており、最高傑作に挙げられることも多い。
1974年リリースの2ndアルバム。タイトルとジャケットから連想されるイギリスの自然風景のイメージどおり、トラッド・フォーク色の濃いゆったりとした曲展開が特徴。 ただし牧歌的で穏やかな曲調にあっても常に一抹の寂しさというか諦観のようなものがつきま…
1973年発表、マイク・オールドフィールドとVirgin Records双方にとっての“Virgin Release”である記念碑的作品。レコード片面1曲の2パート構成で、両パートとも冒頭で示される旋律がミニマル・ミュージック的反復とカノンや変奏曲を思わせる曲展開によって様…